今までのメディア、イベント出演では
経験がなかったほどの大きな反響をいただいています。
未だにメールやLINEなどへの返信が追い付かない状況ですが、
その一つ一つにただただ感謝です。
近所の方々からは直接声を掛けていただきました。
「伊藤さん、閉会式に出ていましたよね?すごいですね!」
…ハニカミ笑顔で返してしまったが嬉しかったです。
コロナ禍での約一年半、
20年間続けてきたけん玉教室は泣く泣く幕を閉じ、
イベント出演の仕事もほぼなくなりました。
むしろ仕事の問い合わせ自体もなくなり
メールを確認する頻度は減り、
やっと決定したと喜んでいた出演も直前でキャンセル…。
けん玉の仕事が全くないという月も
決して珍しくはありませんでした。
それでもいつか状況が好転する日を夢見て、
けん玉の練習を毎日続けていました。
練習後はウーバーイーツのバックを持ってコロナ禍から始めた
配達業へと出かける…
平日も週末も関係なくそんな生活の繰り返し。
足は疲労でボロボロになり、
湿布を何枚も貼って誤魔化していました。
体重は15キロ近く痩せたでしょうか。
このような私の姿を見ていた
近所の方は気を遣ってくださっていたであろうし、
私は気の毒で声を掛けにくい存在に
なってしまっていたと思います。
周囲の方から同情されながら
大好きなけん玉を続けることが、
仕事がないのに「けん玉師」として活動を続けることが、
悔しくて悔しくて仕方がありませんでした。
今日はコロナ禍になって初めて、
庭でのけん玉の練習が少しだけ胸を張ってでき泣けました。