山口さん宅最後の朝、
ゆっくり起きて練習を少し行う。
その後、山口さんとともにSEEDAMMへ向かう準備をしていると
奥様のウルスラさんが「気をつけて・・・」と
とても悲しい声で話しかけてくださったので、
「はい、気をつけて行ってきます!」と
返すとどうもそれは私への言葉ではなく山口さんへの
別れの言葉だったようです。
気まずくて背中を向けながら無言で車に荷物を運び入れていました。
そして、ウルスラさんとの今度は本当の別れの時。
ウルスラさんは山口さんとは一ヶ月以上
会えないかのごとく熱い抱擁(実際には5日間会えないのみ)、
そして私には「チュース!」の一言。
ウルルン滞在記のようなお別れを予想していただけに
何ともあっさりしたお別れでした。。
さて、本日は夜からの出演でしたので
SEEDAMMに戻る前に山口さんと二人で観光。
ルツェルンの観光を私は希望していましたが、
山口さんが道中で様々なところを案内してくださいました。
二つの湖の間に位置し有名な山へと通じ
パラグライダーが有名なインタラーケン、
湖の色がとても素晴らしかったブリエンツ湖、
山の途中から見えた絶景のルンゲルンの街。
山口さんは以前にスイスでツアーガイドの
お仕事をされていたこともあったようで、
全ての場所でその場所の解説をしてくださいました。
それがまた楽しく、勉強にもなりました。
ルツェルン州ルツェルン
スイスの中心に位置するルツェルン。
1291年にスイスという国が始まり、
このルツェルンはスイス建国の歴史に
大きな役割を果たした町のようです。
カペル橋
1993年にそのほとんどが焼失した1300年代に建てられた橋。
橋の入り口付近のみかろうじて焼失を免れ
当時の部分と復元部分で成り立っており、
歴史の重要性を感じながら橋を渡りました。
ライオン記念碑
フランス革命で亡くなったスイス兵を偲ぶ慰霊碑。
永世中立国のスイスではこのような場所は珍しいのではないでしょうか。
周辺で工事が行われていたため近づくことができませんでした。
観光を終えルツェルン湖で山口さんがカモメなどの
鳥にパンをあげていました。
私も半分パンを分けていただいていたので
最初は山口さんと同じように優雅にパンをあげていましたが・・・
山口さんの頭にまで乗り出す鳥。
ムツゴロウさんかのように穏やかに鳥たちに接する山口さんの隣で、
私は少し恐怖を覚えパンを大きくちぎりひたすら
パンを投げるのに努めました。
結果、山口さんの2倍以上早くパンはなくなりました。
楽しい山口さんとの4日間もこれにて終了。
SEEDAMMに戻るとそのツケがまわり時間に追われることに。
さて、夜のショーではどうにも
お客様を掴みきれず可もなく不可もなくのショーでした。
けん玉ブースでは期間中初めてけん玉が1本も売れず。。
後半戦の始まりとしては悪いスタートとなりましたが、
次への策は練っていますので明日から巻き返します。